桜の花の時期が過ぎてしまったなぁと思っていたら、
ハナミズキの花が満開になっていました。
春の野花も地面を華やかに彩り、春真っ盛りです。
わが子の国語の教科書。
最初のページの詩に、オオイヌノフグリが読まれておりました。
春の地面を彩る青い小さな花。
おままごとの泥団子に飾りとして使った小さな青い花。
その名前を知ったのは、母がかなり大きくなってからのこと。
「植物のことを学びに学校へ来ているのに、
野の花の名前を全く知らないというのは、本当に恥ずかしいことだ。」
当時出会った友達に言われたその一言が、きっかけでありました。
本屋さんへ行き、野の花のポケット図鑑を買い、
当時の母は少しずつ野の花の名前を覚えたっけ。
「花の名前を覚えて、何の役に立つのか…。」
と、誰かに言われたこともあったっけ。
そして今、
母はわが子と一緒に外へ出て、
その青い花の名前を教えることができたのです。