11月末、以前住んでいた場所をたずねました。
そして、よく遊んだ公園にも行きました。
わが子が久しぶりにその公園で遊ぶ姿を見て、
小さかったわが子の遊ぶ姿を思い出し、
『あ~、大きくなったなぁ。成長したなぁ。』と、
父と母はしみじみとしたのです。
2学期に入ってからのわが子は心を乱しており、
台風のごとく周りを巻き込み、結構荒れておりました。大荒れです。
学校で嫌なことがあると、大荒れして、前の学校が良かったと言うようにも。
自分の思うままにいると人間関係がうまくいかなくなってしまい心が乱れてしまう…
とでも、言いましょうか。
友だち関係が難しくなる年頃だものね。
親の都合で、転校したわが子。
新しい環境に慣れるまで、それはそれは大変時間が必要で、
その時も大荒れで、それは仕方ないよな…
そう思えたけど。
でも、もう1年半もたつのに、いまだ前の学校と今の学校を比べてしまうって。
以前はありのままの自分をきちんと受け入れられていた環境だったんだろうね。
今は、きっと前と同じやり方では周りから受け入れられず、集団を乱してしまう。
わが子はもがきにもがいて、どうしたら上手くいくのかジタバタ苦しんでおりました。
周りが理解できない方法で、自分勝手に問題解決しちゃうもんだから、
もう、周りは驚くばかり。ほんと、母参るわ~(苦笑)
そんなこんなで大変なところ、思い切って以前住んでいたところをたずねました。
コロナも少し落ち着いているし、本人も希望しているので。
母としては、わが子が「やっぱり前の学校に戻りたい!」と、
今よりもさらに強く言い出すかもしれないというのが怖かったけど。
結果、わが子の中で以前住んでいたところが思い出に変わりました。
昔遊んだ公園、昔住んでいた家、昔通っていた学校。
家族で歩いて回りました。
突撃訪問したのにもかかわらず、仲良かった友達とも少し話ができて。
わが子はとても心が満たされたみたい。
そして、自分がいる場所はここではないと気づくことができたのかもしれない。
その後、わが子から『前の学校に戻りたい。』という言葉は出なくなりました。
ま、今後どうなるか、分かりませんが。
よく遊んでいた公園のイチョウは、見事に紅葉しておりました。
そう、以前と変わらず綺麗でした。
このイチョウを思い出すたびに、こういうこともあったなぁと
母はしみじみするんだろうなぁ。